米には様々な特徴がある

さまざまな米の特徴
日本のお米が海外の方に人気があるのは、水分を含んでいることで感じられるモチモチ感やしっかりとした噛み応え、また、噛むほどに口の中に広がる甘みといった特有の「うまみ」が感じられるからです。
これらの特徴は、世界で栽培される米の8割を占める「インディカ米」にはありません。
日本のお米の特徴を「モチモチ」、「しっかり」といった食感と、「甘み」、「あっさり」という味わいで表現すると、「甘み&モチモチ」、「甘味&しっかり」、「あっさり&モチモチ」、「あっさり&しっかり」という組み合わせで、メジャーな品種を分類できます。
人によって好みもさまざまですから、まずは、ご自分の好みに合った品種について確認してみましょう。
特徴別の品種の仕分け
「甘み&モチモチ」の品種といえば宮城県の「だて正夢」が挙げられます。
東日本大震災後、復興の思いを込めて誕生した品種ですから、市場に現れてまだ10年ほどです。
他にも、「魚沼産コシヒカリ」、「つや姫」、「いのちの壱」、「ミルキークイーン」など。
「甘み&しっかり」であれば、福井県の「いちほまれ」。
6年もの歳月をかけ品種改良された新しい品種です。
他には「富富富」、「ひとめぼれ」、「あきほなみ」など。
「あっさり&しっかり」では、愛知県の「あいちのかおり」。
粒が大きく食べ応えあり、癖のない味わいが県民を中心に愛されています。
他に、「夢しずく」、「あきたこまち」、「ササニシキ」、「天のつぶ」など。
最後に「あっさり&モチモチ」ならば、滋賀県の「みずかがみ」があります。
覚めてもおいしいお米で、お子様のいる家庭に人気があります。
ほかにも「はえぬき」、「ヒノヒカリ」、「あきさかり」などが有名どころでしょう。