世界で栽培されるお米

お米の味を評価するランキング
日本国内で栽培されている米には、日本穀物検定協会が毎年発表する「米の食味ランキング」という指標があります。
美味しいお米を選ぶ際の参考として非常に有効な指標と言えるでしょう。
全国の152産地品種に対して行われており、「特A」、「A」、「A’」、「B」、「B’」の5つの評価が与えられます。
対象になるのは、作付面積1000ha以上または生産量が5000t以上という条件に当てはまる品種。
5000tというと、3人家族3万世帯の1年分の消費量ということになります。
2022年度には、「B」および「B’」の評価を受けた品種はなかったため、日本のお米の味はかなりハイレベルであるといえますが、2020年と比較して、「特A」ランクの品種が減少傾向にあるという状況にあるようです。
食味ランキングの評価方法は?
「食味ランキング」は、1971年産の食味試験が行われたのが始まり言われています。
米食を推進し、消費を拡大していく目的で行われた「食味ランキング」は国内各地から集められた様々な品種に対し、複数の産地のコシヒカリをブレンドしたものを基準に判断します。
炊飯した状態で、「外観」、「香り」、「味」、「粘り」、「硬さ」そして「総合評価」の6つの項目を専門家が評価し、それぞれの分野ごとに点数を付けます。
専門員が「特A」~「B’」までの5段階で評価し、毎年2月に発表されるでしょう。
基準となる米と比較して、特に優れているというものを「特A」、同じくらいのもので「A’」、良いと判断されたものが「A」、やや劣るが「B」、劣るが「B」です。